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制作の「お金」について

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こんにちは。
美容院行って、2ブロックにする予定が、いつもと違う美容師さんで、「いつもより短めにして範囲広げて」って言ったら、2ブロック通り越してテクノカットになったWEB塾名古屋駅校の平田です。
娘に触られて、「ここにもひげはえてる」言われました。寒いです。

今回は、お金について。あ、特に不満があるとかじゃなくて。
制作って何か「仕入れ」が発生するわけじゃないので、なかなか価格が決めづらい部分はありますよね。
そのため、人に依って差があったりします。

例えば、制作業界で働くスタッフの人件費ってどのくらいなんでしょうか?
以前、調べたときによく見かけたのは時給で1,500円ぐらいでした。
では、1時間で終わる簡単な作業やデザインが1,500円でいいか、というとそうではありません。

営業が動いたのであれば、営業費も計上しなければいけませんし、コンティンジェンシーと呼ばれる予備費も計上します。
また、会社であれば、賃金の他にスタッフに対して社会保険などの福利厚生費も必要となりますし、会社の利益も必要です。

個人的な経験で言うと、仮に1時間の簡単な作業の場合でも、以下のような計算で算出します。
※ただし、実際にはクライアントとの関係性やそのときの状況や今までの経緯など様々な条件を加味しての算出にはなります。

1時間あたりの賃金を1,500円とした場合、
(賃金1500円+福利厚生費1,500円+会社の利益1500円)×営業費1.2×予備費1.1=5,940円
ってとこでしょうか。今までに幾つかの業界で働いてきたのですが、警備時代はアルバイトに払う賃金の3倍が相場と聞きましたし、営業時代やフリー時代は営業費として1.2倍(もしくは0.8で割る)のが通例だったので、そのときの経験で算出してます。予備費はPMBOKの本を読んだ際に1割と書いてあったからです。

そうなるとクライアントに提出する見積もり書も出しやすくはなるのですが、実際には大体の相場や今までの取引からの価格ってのが決まっていて、その相場に従うことが通例です。
WEBサイトなんかはページ数で決まることが多いですね(もちろんページ内容に依って価格差があります)。
デザインやプログラムって「カタチ」がないっていうと語弊があるかもしれませんが、目に見える「ハードウェア」ではなく、「ソフトウェア」のため、金額が決めづらい。

車が買えるような金額のプログラム、家が買えるようなシステムもざらにありますが、恐らく「その価値があるのか?」という気持ちになると思います(ただ作り手は、そのプログラムやシステムでどれだけのコストカット、どれだけの利益を生むんですか?という想いもあります)。本来から言えば、オリジナルで構築するわけですから高くて当たり前なんですけどね。服のデザインにしても、家にしても「貴方のためだけに作った特注品」っていう表現すると「高くて当たり前」って思いますよね?それが何故か制作のデザインやWEBサイトになるとこうも値段が安くなるのか・・・。あ、愚痴っぽい。

以前、流通業界で仕事していた際に面白い話を聞きました。
その会社では僕はWEB担当者をやっていたのですが、あるサービス(月1万のEC支援系)に対して年間契約で12万円の広告費を申請して運用したのですが、
アクセスは多少あったものの、結局売れることなく、そのサービスを解約することになりました。上に呼ばれましてかなり叱られました。
その際に言われたのが、「お前はこの12万の広告費をなんだと思ってるんだ?この12万という金額は我々の会社の売上の粗利の部分から出ている。12万の粗利を出すのにどれだけの売上が必要かわかってるのか?」と。

それを聞いて、「なるほど」と。
それまでは制作業界にいて仕入れがなかったので「売上=粗利」に近い感覚でした。
また印刷でもデザイン代と印刷代、製版代などそれぞれを明記していたので、粗利はそのデザイン代と印刷の営業費だったので、12万は12万で、毎月1万でしょ?っていう感覚でした。
すると、計算機を出され、「ウチが1万の粗利を出すには売上として、最低でも50,000円、2割も乗っけられることなんてそうないんだから1割で10万だ。お前が粗利12万ドブに捨てたってことは会社にとっては年間60万から120万の売上を無駄にしたってことがわかってるのか?ウチの営業の年間の売上のなかで120万円分をお前は無駄にしたんだ。損害を与えたんだ」と。

さすがに言い過ぎじゃね?
とも思いましたが、その考え方でわかったのは各業界に依って粗利率も違うし、粗利の出し方も違うけど、制作業界への依頼はそのクライアントからの自社広告であることが多いので、その会社の粗利の中から出されている、ということ。そう考えると、各業界に依って同じ金額でもその金額に対しての感覚には随分ズレがあるだろうな、と。

例えば、不動産業界のように大きい金額を扱う業界さんと飲食業界や小売業界では粗利の額は違います。
同じ5万円でも例えば喫茶店のコーヒー1杯350円として、昔聞いたのは原価は1/10の35円だ、と。そうなると、50,000円÷(350円-35)=158.73…。おおよそ159杯。
159杯のコーヒーを売ってやっとその広告費が捻出出来る。コーヒー豆の原価なんで実際にはもっとかかるんでしょうけどね。
まぁ、住宅とコーヒーを比べたらダメですけど、そのように扱う金額や利益の出し方に依ってその感覚も違ってきます。

だからといって飲食業界には安く、不動産業界には高くってわけでもないですし、無理やり安くする必要もなければ、ぼったくる必要もないです。
こちらとしては、「それの価値」をきっちりと説明して納得してもらえたらいいと思います。

あ、それともう一つ。
これは日本人だから、ですかね。どうにもお金の話になると遠慮する、というか敬遠しがちな気がします。
教育過程のなかで、経済感覚というか金銭について教えていない、というのもあるでしょうが、それはまた別の話なので、そこについては書きませんが、
日本人は自分の持ってる技術を安売り?する傾向があるような気がします。それは「自信のなさ」でもあるんでしょうし、「これなら、これぐらいの時間で終わるから、これくらいの金額でいいや」みたいな。
自分だと簡単に出来てしまうから安い値段をつけてしまうのかな?という気もしてます。

まとめずに勢いでかいてますし、僕の個人的な経験からの話なんで、他に意見あれば肯定でも否定でもどちらでもいただきたいです。

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