超現場ブログ

Technique,Design and Events

出来ること、やらなければいけないことをやってきた結果、それがディレクションだった。

Twitter Facebook Google+ はてブ

pixta_38865841_M

上記の画像はあくまでイメージです。クドイようですが、イメージです。イケメン写真を使っておりますが、イメージです。すいません、いい印象を持ってもらおうと思いまして盛りました。すいません。
あ、名駅校の平田です。

ディレクション、大事ですよね。
その「ディレクション」を行う、「ディレクター」も以前は、デザイナーやコーディングをやって数年経ってからディレクターになってディレクター業を行うというのが多かったと思いますが(僕の周りではそうでした)、最近はいきなりディレクターから始めることもあるようです。理由としては、成長を待ってられない、ということもあると思いますし、人不足もあるでしょうし、ディレクションはディレクションで別の能力が必要だからではないか、と思います。

あるディレクターに「ディレクターに必要なのは何?」と聞いた所、「人間力」という回答がありました。言い得て妙な回答だと思います。
そして、別のディレクターに、「ディレクターとして気をつけてることは何?」と聞いたところ、「如何に現場の人間が考える、迷う時間を減らせるか」という回答がありました。これも確かにそうだな、と思いました。ディレクターは現場とクライアントに挟まれる立場にあり、その双方から信頼を得る必要があり、案件やクライアントごとに起きるトラブルや事案を解消、こなしていく力量が求められるし、スタッフの管理もその仕事のひとつでしょう。

なぜ、ディレクターとなったのか

一言で言ってしまえば、「それしか出来そうなものがなかった」が回答です。
元々はDTPのデザイナーでしたが、その時に所属していた製版会社の事情でいきなり営業もやるようになりました。制作現場で実作業をやっていた人間だったので、チラシやパンフレット、パッケージなどの打合せ時、クライアントからなにか要望を言われた際に、その場でどういった作業が必要になるのか、それが僕だったらどのくらいの作業時間で出来るのか、大体予測がつきました。
そして、クライアントからもらった案件をデザイナーに伝えなければいけないのですが、ここも制作現場の人間だったので「自分だったらどういう伝えられ方をすればわかりやすいか」という視点で先輩のデザイナーに制作の依頼をしていました。このときはまだディレクター、という認識、というかディレクターという言葉も意味がわからなかったぐらいです。

フリーになって

仲間とフリーランスの共同チームを作ってフリーランスとして活動をするようになり、その最中でWEB制作に手を出していきます。
DTPのときは、自分もやっていたので作業も工程もわかっていましたが、WEBに関しては全くわからない。そんな状態で案件を請けるようになりました。
今思えば「こいつ、何を言ってるんだ?」ということも平気で現場の人間に指示していたことを覚えています。

例えば、LPの制作などで「A4サイズで5枚分にしてくれ」とか、「WEBサイトのサイズ(幅)はA4の横サイズ(210mm)にしてほしい」とか。
今思えば「アホだな」と思うのですが、当時は「なんで伝わらないんだろう?」と不思議でしょうがなかったです。

WEB制作をやるようになって

色々とWEB制作をやるようになって、自分もWEBの勉強をしないとまともに依頼も出せないうえに、クライアントに説明も出来ないことに気が付きました。
クライアントからWEBサイトの制作やLPの制作を依頼されても打ち合わせも出来ないし、何が必要なのかもわからない。原稿と素材である写真が必要なのはわかるけど、そのほかに何が要るのか、要らないのか、なにから先にやっていかなければいけないのか、それが全くわかりません。

で、それを学ぶのにも結局何を調べたらいいのか、何を学べばいいのかもわからなかったので、先ずは用語を覚えようと、WEB用語集ブログを書くようになりました。
毎日1記事必ずアップすることを目標に書きました。そして制作に関しては、その場で回答をしないようにして必ず持ち帰り、仲間に相談してから回答をするようになりました。

仲間に怒られまくった

WEB制作を請けてとりあえず幾つかは納品、という状態だったのですが、現場の仲間からは不満が爆発していました。
それは変更や要望、仕様変更、などの多さと、そういったことへの対応の仕方です。
「営業」という一面を持っていたため、お客さんの要望には応えたいのですが、その要望の多さや仕様変更に対してのリスクヘッジやクライアントへの追加予算の交渉など、そういったことを一切しなかった、出来なかったため、制作現場からはものすごい怨嗟の声が出てしまいました。

それは僕がDTPのときは制作現場出身だったためにわかってた実作業が、WEB制作の現場出身ではなかったために「どういった作業があるのか」を知らなかったためです。
サイトマップの変更、デザインの変更に伴うコーディングの変更、ワイヤーデザインなしでのデザイン依頼、ディレクトリマップなしでのサイト提案、アーキテクトという考え方、それらを知らず、クライアントの言うがままでした。
その当時の仲間には随分注意されたし、怒られたし、喧嘩もよくしました。

  • ディレクターとして、いいと思ったデザインなら、ちゃんとそれをクライアントに説明して推してこい!!
  • WEBはデザインだけど、設計なんだよ。紙みたいに考えるな!!
  • 作業量増えるんだからそれだけ金もらってこいよ!!

などなど。
今にして思えば当然なんですけど、当時は「こっちは言われたもの作っていればいいんだよ、うるせぇな」としか思っていませんでした。

プロジェクトマネジメントとの出会い

そんな感じだったんですけど、続けていくうちに幾つかのトラブルが発生します。

  • 途中で案件がなくなる
  • クライアントとモメてその時点で制作が終了する
  • 納品間近になって、仕様が違うと言われ支払いがされない
  • 案件がクライアント都合でまったく動かなくなる(1年近く)
  • 作業内容や量を見誤り、見積もりが工数に合わない

こんなことが続くようになりました。我々は会社員ではなく、フリーの集団。
案件がない=金がない、ですから、死活問題です(まぁ、会社員でも死活問題なんでしょうけど)。
なんでこんなことが起きるのか、どうしたらこういったことがなくなるのか、ひたすら考えました。
検索かけまくって何をどうしたらこういったことがなくなるのか、ないアタマを絞って考えて、しらべて、行き着いたのが以下の3つです。

  • マインドマップ
  • プロジェクトマネジメント
  • 下請法

そこに答えがあった

プロジェクトマネジメントの本を買って読んでみたら、「何故、自分がこんな失敗を起こしたのか」まさに教科書通りの失敗をやっていました。
そりゃこんな結果になるよ、と思ったのを覚えています。議事録を残していない、契約を交わしていない、見積もりに余裕はない、WBSを書いてない、スケジュールはなんとなくで作ってる、仕様はテキトー、作業範囲も考えてない・・・ひどかったですね・・・。

本を読んで、自分たちがWEB制作を進めていくなかで最低限必要なものを導入し、それを実案件に当て込んで自分たちなりの仕様を決めていきました。下請法を読んで契約書を作成し、マインドマップを使ってWBSや作業範囲、仕様書を作成し、プロジェクトマネジメントの考え方をクライアントにも説明して・・・その結果、今までに起きていたようなトラブルはかなり減りましたし、トラブルがあっても解消させることが出来るようになりました。

出来ること、やらなければいけないことの結果が「ディレクター」だった。

自分を「ディレクターだからこれを覚えないと、やらないといけない」という認識だったのではなく、生きていくうえで必要なこと、仲間がやれないことを自分がやっていかないといけない、ということで覚えていったことがディレクションやフロントと言われる業務で、ディレクターを目指していたわけではなく、やることやっていって、人に「こういったことをやっています」「それってディレクターだよね?」ってところで気がついたらディレクターだった、というのが正直なところです。現場監督ともいえますが。

ディレクターという職業

僕の個人的な認識(他のディレクターの方々はどう感じているかわかりませんが)として、「職人さんを使って案件を納める監督」です。職人さんというのはデザイナーやコーダー、エンジニア、プログラマーといった専門職の方々。カメラマンさんやライターさんなんかもそうですね。そういった方々を案件ごとに招集して、モノをつくっていく。
自分が出来ないことをお願いしてやってもらうので、出来るだけ、手を煩わせないように準備をするようにしています。専門職出身のディレクターであれば、自分でも代行出来ますが僕は何も出来ないので、基本的には「お願いする立場」ですから、出来るだけ気分よく仕事を円滑にやってもらうことに注力します(その代りってわけではありませんが、こっちもそれなりのレベルは要求しますが)。
もちろん、納期だとか案件の状況だとか、クライアントの性質に依って準備出来る内容は様々ですが、出来る限りのことはするようにしています(僕が出来ることの範囲で、ですけどね)。

たまに丸投げ=ディレクションみたいなディレクターもいますが、丸投げするならディレクション業ごと丸投げして、ディレクション代も支払うべきですし、「仕事を与えてやってる」「使ってやってる」なんていう発言が出るような勘違いディレクターは滅んでしまえ、と思います。上とか下とかではなく、それぞれが専門で役割があり、プロなわけですから、ディレクターはディレクションのプロである必要があると思っています。

ディレクターさんと話したい

ディレクター業(ディレクション業じゃなくてね)は制作会社に依って変わってくると思っています。
人員だったり会社規模だったり、そのディレクターさんの経験や実績でやる範囲や業務が違っているんじゃないかなって気がしています。
またフリーランスで活動されているディレクターさんに聞いたところ、情報収集や情報交換をする機会がなかったりするので、そういった機会は持ちたい(とはいえ、なかなか忙しくて時間がないそうですが)とも言っていました。色んな会社や色んな規模で活躍されているディレクターさん集めてみんなで色んな話しをしてみたいなぁ、なんて考えていたりもします。まぁ、考えているだけで、いつ頃とかどこでとかなんて具体的にはなんにも考えてませんけどねw

まずは無料の体験レッスン・カウンセリングへ!

あなたの目的や目標をお伺いしたうえで、
現在のスキルを分析し、
あなたに最適なカリキュラムをご提案します。

体験レッスン・カウンセリングの流れ

ご質問・ご相談の方はこちら

ご質問・ご相談ですか?

どんなことでもお気軽にご相談ください。

ご質問・ご相談はこちら

Copyright © 超現場主義 All rights reserved.